杉本先生の黒板

元中高一貫校講師によるいろいろ

学校の授業の賢い受け方

 

みなさんは、学校の授業をどのように受けていますか? 

「どのように」ってどういうこと?と思うかもしれませんね。

「ノートをとって話を聞けばいいではないか!」

まあ、そうなんですが・・・

今回は成績アップにつながる賢い授業の受け方の話をしようと思います。

自分が生徒だったときの経験はもちろん、教師として色々な生徒を教えてきた中で見えてきた、できる生徒とそうでない生徒の違いなんかもお伝えできたらと思います。

 毎日受ける授業で少しでも意識が変われば、数か月、数年後にはきっと大きな成長につながるはずです!

一番大切なのは話を聴くこと

実際生徒の前で授業をしていて一番感じるのは、話をしっかり聴いている生徒が少ない、ということです。

もっと言うと「聞こえている」状態を「聴いている」と勘違いしているのです。

授業内容とは別のことを考えていたり、(寝ていたり・・?)、一番厄介なのがノートをとるという(正しい)行為です。人はノートをとりながら同時に先生の話を聴くというのはなかなか難しいものです。ただこちらも「ノートをとるな」とは言いにくいです。

僕は、特に大事な話をするときは、話を聴く時間とノートをとる時間を分けて、生徒がそれぞれの作業に集中できるようにしていました。

 ノートは後で復習するためにとるべきです。でもそれ以上に先生の話をよく聴くことの方が大事です。

僕がそう考える一番の理由は、できる生徒とは授業中よく目があうからです。

「あ、この生徒はちゃんと話を聴いてるな」と思う生徒はたいてい授業の内容をよく覚えているし、問題も解けます。

もちろんできる生徒がみんなそうというわけではないですが、少なくともそのような傾向にはあると思いますし、他の先生と話していても同じ意見が多いです。

 話し手の方を見て、耳を傾けることを意識してみてください。

『Hear ではなく Listen to』

ノートのとり方

次にノートをとる際に気を付けた方がいいこと、についてです。

先生の書いた板書を機械的に写しているだけの生徒が多いように思います。僕が生徒だったときもそうでした。

書きもらしがあると不安でとりあえず全部写していました。苦手な教科の場合はそれでもいいかもしれませんが、少し余裕のある教科のときは、書く内容を取捨選択したり、"先生が黒板には書かなかったけど口頭で伝えた大事なこと”をメモしたりすると、復習やテスト対策のしやすいオリジナルなノートになります!

 特に女子に多いですが、色ペンなどを使ってきれいに装飾している人がいますが、はっきり言って授業中にそんな暇はありません。見やすいノートは復習のモチベーションが上がり、 装飾すること自体は決して悪いことではないので、休み時間や家で復習しながら色を加えるなど、授業外の時間でやりましょう。

 

頭は動いているか

 

 みなさん、テストを受けたときのことを想像してください。終わったとき「あー、やっと終わったーー、疲れたー!」と伸びをしたくなりませんか?

それは脳を使って一生懸命考えたからです。そしてこの疲れが成長に繋がります

そう、なのでできれば日々の授業でも頭を回転させて考えて、疲れてほしいのです。

基本的に授業では、先生が前で立ってしゃべって書いています。一方の生徒は座って話を聴いています。疲れるのはどっちでしょうか。先生だけ成長して生徒は成績せず、ということはこの授業形態からもよく起こることです。

(ちなみに僕は授業を通してめちゃめちゃ成長しました。頭がよくなったということです)

是非「自分はこの授業で疲れるほど頭を使ったか」と自問自答してみてください。

それがちゃんとできている人は、きっと先生に質問したいことが生まれてくるはずです。(できる子ってやたら先生に質問してませんか?)

 

以上、ざっと授業を受けるときに気を付けることを書いてみました。説教ぽくなっていたらごめんなさい。もし何か「ハッ」とすることがあればなによりです。

 

(チャイム♬)

では、今日の授業を終わります。

自己紹介(初投稿です)

 

こんにちは、杉本です。

2019年5月9日からブログをはじめました。

以前中高一貫校で数学講師として働いていた経験を生かして、数学や勉強の仕方などについて発信していきますので、よろしくお願いします。

 

 

 

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